| ボジョレー ヌーヴォー 2005
生産者:シャトー ド ボアフラン(チエリー ドアット氏)
毎年この時期を楽しみにしていらっしゃる方も多いはず。
「ただ作る」と「ちゃんと造る」の差をこれほど顕わにするワインもそうありません。ワインって、工場製品ではない。「ちゃんと造る」「ちゃんと生きている」ものなのです。
シャトー ド ボアフランのヌーヴォーがいかにじっくり丁寧に造られているか。
例えばですね、マセラシオン(浸漬)のために、ぶどうをタンクに入れた後の温度は20℃前後。あまり低いと発酵が進まず、色の出も悪いので、ヌーヴォーの場合、一般には70℃くらいまで温度を上げて一気に色を出します。しかし当然ながらこんなことをすると酵母は死んでしまうので、後で酵母を加えなくてはならなくなります。シャトー
ド ボアフランでは、最大30℃までしか温めません(温めること自体は、オーガニックでもそうでなくても、通常行われることです)。
シャトー ド ボアフランのボジョレーは、本当に、素晴らしいの一言に尽きます。いちごのようにフルーティで愛らしく、フレッシュだけれども凝縮感のある香り、またスパイス香や程よい酸味もあり、後味も素晴らしい、もうなんともたまらない新酒です。やみつきになる魅力を持っています。すでにドアットさんのヌーヴォーのおいしさをご存知の方はもちろん、「美味しいヌーヴォーを飲んだことがない」という方には本当にぜひ、お飲みいただきたい逸品です。
1905年から続く伝統ある農家のドアット家は1982年からオーガニック栽培を開始し、世界初(そしてしばらくの間は唯一)のオーガニックボジョレーヌーヴォーを造ったことで有名です(現在でも、6軒しか、オーガニック
ボジョレーヌーヴォーの造り手はいません)。このシャトーの評価は非常に高く、1998年以来パリなどのオーガニックワインコンクールで多数の賞が贈られています。ボジョレー中心地のジャルニウー村という好立地に恵まれ、また収穫量を少なく抑えてその品質を保っています。
元々ボジョレーヌーヴォーはボジョレーの平地で造られるワインの早飲みタイプをさらに軽く造り、すぐ飲めるようにしたもの。ドアット氏のヌーヴォーは一切手を抜かずに本当に丁寧に造っていますので、熟成するとさらにおいしいワインになります。主力は熟成タイプのボジョレーです。
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