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| 其の壱 酒道場の心得! |
始めに・・・京永野はこう考えてます!というのをお伝えしようと思います。
その昔、お酒はハレの機会の主役でした。
貨幣にも等しい価値を持ったコメを、主食の用に供さずに材料にして作られる酒は、神さんと人をつなぐ聖なる飲みものだったのです。その特別な飲みもののために、特別な機会を用意したものでした。
京永野店主の私は田舎に住んでいるのですが、田舎にはこうした伝統的な気分がいまも残っているのだな、と気づかされることがときどきあります。
たとえば村の寄り合い!
とくに重要な議題のあるときには・・・といって、客観的に見て重要であると納得できるような議題はめったにないのですが(^^;・・・寄り合いのあとに酒が振舞われます。そして、そういう時、村人たちは、「今夜飲めるぞ!」といって集まってくるんですね。
飲めるといったって、たいていの人は毎晩飲んでいますし、いまどき晩酌の酒を買えないという人はいないでしょう。
それに寄り合いのあとに飲む酒の費用は、みんなが払った町内費から出ているのですから、とりたてて喜ぶ理由はないはず・・・なのに、それこそ揉み手をしながら「今夜は飲めるぞ!」といって集まるのです。
そう、同じ酒でも「特別な機会に人が一堂に会して酌み交わす」という、そこに残るささやかな宴に彼らの心はときめくのです!
昔も今も人のつながりに酒はもってこいの材料です。さらにそこに、旨い肴が逸品でもあれば言う事なし!(^^)
正直言って、気分よければある程度のお酒で、充分まかなえるものです。
お酒には不思議な力があり、心持ち次第で楽しい時は楽しく飲め、疲れた時は疲れた気持ちを温めてくれます。
酒屋の京永野には、そんな凄いお酒があるわけではありません。。
でも、そういう心持次第で飲める「お酒や肴」の魅力をたくさん楽しく提供させて頂きたいと思っているんです。
さあ仕事でも家事でも、一段落ついたら、心の底から湧きあがるよろこびを感じながらこう叫びましょう!
「今夜は飲めるぞ!!」 |
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