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| 其の捌 自家醸造は違法? |
自家醸造
酒作りは昔、味噌や漬物と同じように料理の一環として家ごとに代々受け継がれていました。
明治時代中期に日清・日露戦争の軍事費捻出にために酒税法が制定されるまでは誰もが自由に酒作りを楽しんでいたものです。
今もそのまま残っている酒税法では、免許のない者がアルコール1%以上の物を作ることは禁止されています。
パン作りで干し葡萄から天然酵母を起す人も多いと思いますが、それだけでも優に1%のアルコール度は越えます。
甘酒を自然発酵させて作る昔ながらの酒まんじゅうを手作りするのも違法です。
糖分と水分さえあれば自然界にある酵母が分解・発酵するものなので、密造しようという気がなくても勝手に酒は生まれてきます。酒税法はかなり無理がある法律で自家醸造は違法なのかという議論も止む気配がありません。
自家醸造を認めると小さな酒蔵は困るのでは?と思いますが、個人個人が手作りした方が原料や作り方に関心を持つし本物の味がわかるようになる。そうするといいものを選んで買うようになる。
そういうわけで、本物の酒造りをしている酒蔵にとっては、酒作りに興味をもっていただくことは大変有り難い事なんです。
味噌を手作りしている人だって市販の味噌も買うし、そういった人は本物の味噌はどういうものか知っているからいい味噌を吟味する事と同じなんです。
どぶろく作りは、醸造文化の一つなのです。
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