2004年10月22日は旧暦9月9日、重陽の節句にあたります。
その昔、この日には菊酒を飲み破邪・長寿を祈ったとか。
また、この日に衣替えをしたり中国ではお燗酒を飲み始めるなど本格的に寒いシーズンに突入する変わり目の日であったようです。
深まりゆく秋の風情を楽しみながら、菊見酒としゃれてみてはいかがでしょうか。
■菊酒
日本ならではの雅なカードゲーム、花札には「菊」と「寿の盃」の絵札があります。「花合わせ」では、この札と「桜」や「ススキ」の役札が合わさると、それぞれ花見て一杯、月見て一杯、と役がつく……というのは余談ですが。
かように菊とお酒は切っても切れぬ仲。この花札の絵柄のもとになっているのが、菊の花びらを浮かべたお酒「菊酒」の信仰です。長命を願い、邪気を払うという理由で、中国では陰暦9月9日、9という陽数が重なり"陽"が極まる「重陽の節句」に飲まれてきました。
5月の菖蒲と同じく、菊花の馥郁たる香気に、破邪の力を求めたのでしょう。沖縄でも酒盃に菊の葉を浸し、祖先の霊前に供える「菊酒」の風習があるそうです
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2004年の今年、陰暦9月9日にあたるのは10月22日。ゾロ目の数字の威力はありませんが、ちょうど菊も見事に咲くシーズン。菊見の宴としゃれてみてはいかがでしょうか。
■菊見の宴に合うお酒
季節感を演出したいのなら、秋にしか出回らない〈ひやおろし〉を。旨みたっぷり、まろみを帯びたバランスのよい味わいは、「秋酒をもって最上の酒とす」の言葉を裏切りません。おまけに、冷やでよし、お燗でよし、と楽しみ方の幅が広いので、料理やその日の気分に合わせて楽しめます。
また、肌寒さを感じるのであれば、お燗酒などいかが。その昔の中国では重陽の節句からお酒を温めて飲んだとか。この季節、キャンプなどアウトドアで飲むお燗酒は、また格別です。
白に黄色に紫に、大菊小菊ーー冬枯れする前にひときわ輝く菊の花。菊の節句に限らず、菊の咲き誇る庭や野を眺めながら、あるいはテーブルに飾り、菊酒をたしなむ典雅な菊見の宴をもよおして、秋の酒と肴で深まる秋をしみじみ楽しみましょう
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