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迫力満点の松上げの風景 |
京都には火を使用した風物詩がたくさんある。
全国的に有名な「五山送り火」や「鞍馬の火祭り」「花背の松上げ」今回はその中でも迫力満点の京の山里「花背の松上げをご紹介しよう !
その昔、京の都を花と呼び、その都を背にしているので花背と呼んだ。
八桝の松上げ
大堰川(桂川)の源に近いこの土地の晩夏。このとき急に賑わいをみせる夜がある。街に出た人々も里に帰り、親類縁者や親しい人を招いてもてなす夜。この夜が、花背の松上げの夜である。
陽も西の彼方に完全に消え、暗闇が夜を支配するとき、家々の地松に火が灯り、明るさを取り戻す、家々からハッピを着た男たちが出てくる。
河原に立てられた大きな灯籠木(トロ木)の周りに立つ無数の地松。この松明に火が入ると松上げの幕が上がる。
男たちの手によって火のつけられた小さな松明がくるくるっとまわされ、天空高く放り上げられる。その先には20メートルをこすトロ木の上につくられた傘が、この松明を受け止めんと待っている。
あるいは高く、あるいは低く、トロ木のまわりを放物線を描いて火が飛びまわる。
次々と入った火が、傘の中で燃え上がる。やがて火の玉となった聖火が大きな掛け声ともに打ち倒されたとき、最大の見せ場となる。
この地域の産業であった炭焼きは、多くの火を使うことから、里の人は火について細心の注意をはらい、自分たちの川・大堰川の下流にある火の神様「愛宕信仰」に厚かったという。
この松上げは、古代から伝承されてきた愛宕信仰による神事とされ、火の神にふるさとの安全と無火災を祈り、また、五穀豊穣・家内安全をいのり、洛北の里から若狭にかけて続けられてきたという。
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